こんにちは、シキロウと申す者です。今回は月の彼方で逢いましょう(通称つきかな)の感想を書いていきます。
ちょっとネタバレしてるかもしれないので、未プレイの方はご注意下さい。
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【作品概要】
メーカー:toneworks
ライター:岡野塔也、魁、白矢たつき、和泉万夜、龍岳来
原画:恋泉天音、秋野すばる、古池屋、武藤此史、柚木ガオ

【全体的な印象】
灯華→うぐいす→雨音→栞菜→霧子→きらり→聖衣良の順に攻略しました。ある√が別の√のネタバレにもなっていることから、個人的なおすすめ攻略順は、聖衣良→霧子→きらり→栞菜→灯華→うぐいす→雨音ですね。ちなみにノーマルエンドもあります。

今回は従来のtoneworks作品と異なり、緩急や緊張感のある展開が多かったです。
その代わり幸せの積み重ねが前々作の「星織ユメミライ」、前作の「銀色、遥か」よりもパワーダウンした感覚が否めないです。物足りなさも感じてしまいました。

ヒロインの可愛さで優勝したかったんですけどね・・・。今回は優勝できませんでした。

ルートによって雰囲気・印象が大分異なっており、人によっては180度違う感想を抱くこともあるのではないかと思います。他の√をやることで他の√の謎がちょっと分かる仕様になってるのも好印象です。

相変わらず背景(60枚以上)は綺麗ですし、個別√可愛さが爆発的に上がるヒロインもいたので楽しめました。


新谷灯華(CV:風音)
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本作のセンターヒロイン
私はからかってくる女の子が性癖なので好きです。後HCGがえっちすぎてヤバかった。

√の内容は過去と繋がるスマホを用いたギミックが多い分、イチャラブが足りないと感じました。やりたいことやるのはいいけど、その分イチャラブもくれよ…って感じでした。


日紫喜うぐいす(CV:桜川未央)
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文藝部の1つ上の先輩
表情に出さないけれども、声や行動から滲み出た感情表現がすこれました。慌ててる様子も可愛い。

√入ってから油断しました。従来のtoneファンほど油断するし、強く印象に残るのではないかと思います。スクール編とアフター編という2部構成を活かして培われた愛の深さを強く感じました。サマポケやクラナドと遜色のない盛り上がりを見せるため、下手をするとプレイ後何か月も囚われると思います。
この√をやった後だと挿入歌の「With Tomorrow」やキャッチコピーの「もう一度、キミと会えたなら」もやる前とイメージが変わりました。

自分は終わり方に肯定的ですが、物語に対する読み方によって賛否両論が出ていますね。きのこたけのこ戦争並みに長期化しそうだなと感じた次第です()少なくとも、今年最大の紛争地帯なのは確定です。

個別の感想記事↓



佐倉雨音(CV:くすはらゆい)
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同学年の厨二病を患ったハーフ
指で×を作る立ち絵がとっても好み。

√は従来のtoneの正統進化の印象を受けました。可愛い女の子が恋をすることで更に可愛くなる感覚が得られて堪らないです。砂糖のはちみつ漬け好き。

灯華・うぐいす先輩ルートのネタバレをしていますので、必ず灯華、うぐいす先輩を先に終わらせてからやるようにして下さい。

個別の感想記事↓


倉橋聖衣良(CV:白月かなめ)
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遠い親戚の子
スクール編では12歳でしたが、アフター編では成長姿が見られます。
気遣いや家事の面で成長したな、としみじみ感じた次第です。「銀色、遥か」で培われたヒロインの成長がよく現れていると感じました。

√は過去と繋がるギミックは関係なく、結ばれてからはひたすらイチャイチャしてました。
制服エプロンは素晴らしい。tone作品は毎回制服エプロンヒロイン出してくれるのでとても助かります。

岬栞菜(CV:鈴谷まや)
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同い年の少女漫画家さん
卑屈なのにちょっと暴走してしまう感じが好みでした。ジャージ姿、私服姿、髪を摘まむ立ち絵と隙がなかったです。オタク殺し過ぎる。

仲良くなっていく関係が丁寧に描かれている点が良かったです。もっとボリューム増やしてイチャイチャしても良いと感じた次第です。サブヒロインなのが勿体無い位可愛かったです。


松宮霧子(CV:猫屋敷舞)
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35歳の編集長さん
仕事のときもプライベートとのときも妥協が無い、キャリアウーマンって感じです。プライベートのちょっとポンコツな感じがすこです。上の画像で貼ったドレス姿も好きですが、私服がとってもタイプでした。髪下した姿も色気があって良かったです。

30代の独身はつらくなりそうな感じが出ており、35歳という世間体を気にするシナリオが味わい深かったです。豊富な経験で得た余裕と年をとったことによる焦りがよく描かれていました。
正直もっとえっちなシーンが欲しかった。2個は少なすぎる。


月ヶ洞きらり(CV:手塚りょうこ)
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現役の天才女流作家さん
童貞煽りをする、主人公にアドバイスをするといった面で目立っていました。

ズバズバ的確に物を言う姿が印象的でした。基本的にはきらりが主人公を振り回す場面が多いですが、
重要な場面ではしっかり主人公がリードする場面もあり、好印象です。

やる前は消化試合で攻略しよう、位にしか見ていませんでしたが、良い意味で裏切られたと感じました。

サブヒロインの感想記事↓


【評価・まとめ】
やって損はないです。toneworksに初めて触れる方も今までの作品に触れたことがある方もやって欲しいです。初めての方にはこの作品が勧めやすいです。
ブランドの路線が今までと変わって大丈夫かやってて不安でしたが大丈夫でした。

初めてtoneworksに触れた方で、雨音や聖衣良、栞菜の路線が好きな方は「星織ユメミライ」や「銀色、遥か」をやってみると良いでしょう。バカップルぶりが味わえますよ。

星織の感想記事↓


銀はるの感想記事↓

ここまでお読みいただきありがとうございました。次回作も期待しています。
それではまた。

追記
toneworksの次回作は「月の彼方で逢いましょうSweetSummerRainbow」であることが判明しました。
佐倉雨音のスクール編とアフター編のアフターを収録したロープライス作品です。甘々なのは確実なので楽しみです。