こんにちは、今回はフロントウイング×枕×アニプレックスエグゼ「ATRI-My Dear Moments-」の感想を書いていきます。
途中からネタバレしているのでご注意ください。
【作品概要】
システム面はボイス登録、シーンジャンプ、システムボイス等もあり大分充実していました。日本語だけでなく、英語や中文を併記することもできます。DMMだけでなく、STEAMでも販売しています。
ブラウザ対応しているため、スマホやタブレットでもプレイすることができます。とっても便利な世の中になりましたね。
シナリオに軽く触れていきましょう。
主人公の斑鳩夏生(いかるが なつき)は、都市のエリート育成校「アカデミー」を休学し祖母のいる海辺の故郷に移住します。水没した祖母の研究室にヒューマノイドのアトリが保管されていました。
アトリは45日後に大事な使命を果たすつもりでしたが、使命の内容を忘れてしまったようです。夏生は、アトリの使命の手がかりを掴むために奮闘していく。
メーカー:フロントウイング×枕×アニプレックスエグゼ
ライター:紺野アスタ
原画:基4%、ゆさの
【全体の印象】
背景・CGのレベルが滅茶苦茶高かったです。青空や海が綺麗過ぎて見惚れしまいました。
フロントウイングで今まで作品担当していない人をライターにするのはどうなんだよとやる前は思っていましたが、まあ良かったです。
原画はケロQや枕で馴染みのある基4%さんですが、今回はやや特徴的な絵で印象的でした。シナリオはフロントウイング初参加の紺野アスタ氏です。
フロントウイングで今まで作品担当していない人をライターにするのはどうなんだよとやる前は思っていましたが、まあ良かったです。
水菜萌ちゃんが不憫な匂いしかなくて悲しい。私が好きな見た目とキャラなのに…
攻略したかったけど、秒殺されるビジョンしか浮かばなくてちょっと笑ってしまった。
竜司がヤバそうなキャラかと思ったらそうでもなかったです。普通に優しいお兄さんじゃないか。竜司と一緒に物を作ったり何かを成し遂げたかった。最後まで良いお兄さんでした。積極性があって性格の良い友人がいる作品は良い作品。
アトリが使命を思い出し、それを果たす45日間の物語でした。ある種アトリと別れるのは必然でしたが、その過程が丁寧に描かれていました。
アトリと主人公の心情変化と共に物語が動いていく感じが良かったです。
退廃した世界観と美しい背景がミスマッチしていると感じる時があります。だが、そこがいい。
私は美しい海やアンダーグラウンドな街並みが大好きなんですよ。
この海が澄んだ世界に行ってみたいという感じになりました(ネット死んでる世界に住みたくはないです。)。
【キャラ紹介】
祖母の研究室に保管されていたロボット。
家事が苦手で、カニが好き
幼女が手を広げた格好大好き侍なので。水着姿がえっち過ぎでしょ…。
表情だとドヤ顔が可愛くて好きです。
CGだと膝枕してるのが一番好みでした。ロリのヒューマノイドなのに母性を感じる。デレたときが可愛くて沼に落ちそうでした。
【以下ネタバレ】
夏生が、アトリと恋人の関係になってからが本番です。
夏生はアカデミーで上手くいかず、初恋の人を求めて帰郷した訳ですが、その人がアトリだとは思いませんでした。フルプライス作品だったら新たな登場人物が出てきて昔と今の恋心で葛藤する展開があっただろうな(妄想)
そして、過去に夏生がアトリに抱かれているCGが諸にアトリママだ…。包まれたい…。
夏生は、アトリが寝ているときにアトリのログを見ることにします。
アトリは夏生の要求にこ答えているだけで、アトリには恋愛感情が全くなかったという事実が判明します。青春真っ盛りの男子にはキツイな…心が抉られる。
嫉妬もアトリの感情に由来するものではなく、パターンで反応していたことになります。
流石にカニ好きに関してはプログラムでは反応していたとは思えないですし、少しは感情があるように見えます。
エデンに行けばアトリの使命を思い出すかもしれないと考えて祖母の設計したエデンに乗り込みます。
エデンは、完全な自給自足を目指す人工島でした。祖母はアトリの脳を用いて人工島を制御しようと考えていたのです。祖母も凄いこと考えたな…。
そもそもアトリのマスターは祖母ではないため、アトリは使命を思い出せませんでした。
そもそもアトリのマスターは祖母ではないため、アトリは使命を思い出せませんでした。
教師と学生に大人げない態度を取るヤスダをシバした後、アトリが無くした記憶を取り戻します。
アトリは元々家事の代わりに雇ったロボットであり夏生の母のマスターで、いじめられていた母(当時小学生)を助けるために小学校に侵入した、というのが事件の真相でした。
アトリという個体名も鳥に好かれてることに由来して母に付けられたものでした。(エデンでもアトリは鳥に好かれてたね。)
アトリは処分される予定でしたが、脱走して母を隠れながら見守り続けていました。トンネルの事故で夏生を助けたのもアトリでした。
潜水艇でアトリと初めて出会った場所に行き、アトリに再び告白するシーンが好きでした。アトリが感情を認識している姿と困惑している姿が可愛いすぎる。
アトリの望みを叶えるためにエデンに行くついでにケーブルを繋ぎ、街に電気を届ける仕事もしていきます。電気が点いた街が美しかったですね。
ホントにこのレベルのCGをポンポン出していくの恐ろしいな。2000円以下でプレイできて良いのだろうか。
アトリがエデンの脳となり、エンディングムービーを見てエピローグが終わると、タイトル画面にTRUEENDが現れます。TRUEENDでは、本編から60年経過します。夏生はエデンが廃棄されることを知ります。
その日を狙ってエデンに電脳空間に入ります。そしてアトリと本編の冒頭部分と同様に再会し、最後の1日を過ごそうと駆け出していきます――
【評価・まとめ】
CG、演出、キャラ、背景が高水準で、アトリが滅茶苦茶可愛い内容でした。これホントに2000円?
後主人公が右足欠損という設定は18禁だと出しづらいキャラですね。あの不便な義足でシャカシャカショコショコできるとは思えない。
後父親とアトリには何も関係が無くて笑ってしまった。てっきり何か関係あるかと思ったんですけどねぇ。
辛口な部分を言わせてもらえば、アニプレックスの「ノベルゲームだからこそ、面白い。」という部分が作中のどの部分を指しているのかがイマイチ分かりませんでした。
アトリがキャサリンに流されるまま連れていく択を取らない&アトリにキスする択を取ることでバッドエンドを回避する仕様がノベルゲーらしさだったんですかね。
もっとパンチ力のあるものを見せて貰いたいところです。
東映アニメーションでもノベルゲーが出るようですし、アニメ会社がゲームを作る流れが来ているかもしれないです。
今後もアニプレのノベルゲーに期待しています。
それではまた。
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