こんにちは、シキロウです。今回は「デジモンアドベンチャー Last Evolution 絆」(通称ラスエボ)の感想を書いていきます。
途中からネタバレしているのでご注意ください
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ネタバレなし感想・評価
今作は、大人にも子供にも成り切れない太一とヤマトに焦点を当てた作品でした。
また、無印の映画2作を意識した部分が所々あってニマニマしました。

成長と別れという印象が色濃かったです。
triでもその焦点が当たっていましたが、今作の方が分かりやすかったです。

今までの作品は
デジタルワールドの危機!選ばれし子供達出動!
リアルワールドの危機!選ばれし子供達出動!
という感覚でしたが、今作は選ばれし子供達自身に焦点を当てた内容でした。

02キャラはtriだと意地でも姿すら出てなくてアレでしたが、今作ではちゃんとビジュアルがあって安心しました。02キャラ出て私は嬉しいよ。
でも太輔が最初に出てきたとき誰お前って思っちゃった。

個人的には進化バンクが割とカットされていて助かると感じました。
進化バンクに時間割いて内容が薄くなるということはあまりなかったです。

一部キャラの扱いや映画の終わり方が02の最終話に完全には繋がらない等、気になる点は多々あります。
この作品でデジモンアドベンチャーは清算されたのでしょうし不満点は解消されないのでしょうね…
けれども、ぶっちゃけtriより面白かったし、無印の映画を意識した内容となっているので見ましょう。

映画を見る前に、少なくとも↓の空の動画も見ておきましょう。


以下、ネタバレ








太一とヤマトに焦点を当てた作品と言ったな。空にも焦点当たってるような気がしました。
エオスモンとの戦いのとき、空が戦いにも参加しないのはどうなんだ…と思っていましたが、エオスモンに拉致されていないことを踏まえるとそもそもピヨモンと本編中に別れていた可能性もありますね。

空が選ばれし子供達としての物語は本編前の動画で清算したんだなと感じました。

さて、空に触れるのはここまでにして本編に触れていきましょう。

冒頭からグレイモンVSパロットモンという初代の映画を意識していてニヤニヤしました。
デジモン達の重量感もきちんと表現しているのがGoodです。

また、最初にエオスモンを倒すメンバーも光子郎、タケル、ヤマト、太一というウォーゲームのクラモン討伐編成で更にニヤけました。いいね!

今回の黒幕はメノアでエオスモンはメノアが作った、というのはそんな気がしてました。
メノアの目的は選ばれし子供達がデジモン達と別れることのないよう、子供達の心を《ネバーランド》という空間に閉じ込め、過去の思い出に浸れるようにすることでした。

「昔は良かった」と言ってる人達への皮肉で笑ってしまいました。Twitterでもいるよねそう言う人達。
昔のゲーム、アニメ、漫画etc…個人的には今の作品も昔の作品も楽しいものは多いでしょ、というスタンスなのでその手の意見にはウンザリですね。

《ネバーランド》という空間に閉じ込められた子供達の中にはtriの芽衣や02の映画で出てきたウォレスがいて「分かってるな」と感じました。今までの集大成って感じで良きですね。

ヒカリ達の絵柄が初代の絵に寄せているのも「昔は良かった」という皮肉を更に感じさせる演出となっています。
子供達の成長を意識させる目的でわざとtri以降の絵柄は変わったのだとも思いました。

エオスモンとマトリックスエボリューション融合したメノアはオメガモンを圧倒していきます。
太一がヒカリのホイッスルを吹くことにより《ネバーランド》という空間に閉じ込められたヒカリ達は催眠から解けます。
催眠が解けた原理は謎ですが、初代の映画を意識してるシーンだと感じましたので許します。

エオスモンはオメガモンが倒すのかと思ったらアグモン-勇気の絆-とガブモン-友情の絆-なのかって思った。初めて見たので困惑しました。

後インペリアルドラモンが出てきて欲しかったと感じました。太輔と賢が出てるんだからジョグレス進化しても良いじゃないか(´;ω;`)

リアルワールドのエオスモンをインペリアルドラモンで一掃し、デジタルワールドのエオスモンと催眠にかかった子供たちをヒカリ達で対処する流れがあっても良いと思うんすよ。

デジモン達との思い出を踏みしめて前へ進むという終わり方の演出自体は良かったと思いました。
02のラストを考慮しなければ、ね。再会まで描いてもいいじゃないですか…

太一のデジタルワールドとの外交官になりたいという夢が結局取って付けた感じになってしまったのが不満でした。うーんこの…
全体的に良い所も沢山あったけれども、所々勿体無さを感じる作品でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。