こんにちは、シキロウです。今回は時計仕掛けのレイラインシリーズの感想を書いていきます。
途中から簡単にネタバレしているのでご注意下さい。
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【作品概要】
山奥にそびえ立つ大きな時計塔のある全寮制学園に新入生としてやってきた主人公。
しかし、初登校の日にいきなりトラブルに巻き込まれ、学園の入り口にある高価そうな像を壊してしまう。
学園長から、弁償の代わりにしばらく働けと指示された主人公は、トラブルの原因となった一人の男子学生と共に特殊事案調査分室に配属されることに。

大きな地下図書館の奥にある分室の部屋に行ってみると、そこには無関心な様子で一人の少女が待っていた。
わけもわからないまま、ふたりは少女から告げられる。
この学園では、本物の魔術が生きているのだと。
時計塔の鐘の音と共に、学園には夜の世界が現れ、校舎と一体化するのであると。

分室の仕事は、学園で起こるあらゆる魔術的な問題を解決すること。
こうして主人公たちは、様々な遺品(ミスト)に翻弄されながらも学園のために奔走することになるのだが―。

メーカー:UNiSONSHIFT:Blossom
ライター:市川珠輝(市川環)、風間ぼなんざ、西ノ宮勇希、@ピース
原画:ぺろ(Pero、本田たまのすけ)、うらび、いとうのいぢ(伊東雑音、いとーのいぢ)(サブ)


【全体の印象】
・黄昏時の境界線
昼の学園、夜の学園といった舞台、特殊事案調査分室や遺品(ミスト)、魔術の用語の説明をトラブルを通じて知っていく形となっていました。
風紀委員の存在も他の作品で出てくる風紀委員とは違う立ち位置で新鮮味がありました。


システム面はセーブデータの移動・削除機能や前後の選択肢へジャンプ機能があり、不便な点は殆どありませんでした。
流石に8年前ということもありバックログからのジャンプができないです。敢えて言えばその位です。

サブの√は2時間以内に終わるボリュームとなっており、オマケ程度のレベルでした。

・残影の夜が明ける時
夜の学園について深く掘り下げられていました。
続きが気になる終わり方をしていて黄昏時の境界線よりも面白くなっていました。

サブの√は2時間以内に終わるボリュームとなっており、オマケ程度のレベルでした。
この辺は黄昏時の境界線と同じです。悲しい・・・。

・朝霧に散る花
学園の陰謀や主人公に起きた過去の出来事、主人公の謎について掘り下げられていました。
学園側のやろうとしていることは用意周到で、学園の陰謀を阻止する

ヒロインの憂緒も今まで抑えていたデレが漸く出ていて凄く可愛かったです。

どの作品も選択肢の正解数によってランク付けがされています。パーフェクトのSSSを目指してみましょう。

【キャラ紹介
風呂屋町眠子(CV:萌花ちょこ)
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魔術で作られた夜の学園に通う女の子。
元気があって暴走気味なのがまあまあ可愛かったです。

夜の学園について掘り下げらるのかと思ったらそんなことなくて残念。
打ち切りエンド感が強かったので今後のシナリオに期待です。

壬生鍔姫(CV:かわしまりの)
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昼の学園に通う風紀委員の上級生
クールな見た目をしているけれども女の子らしい趣味や悩みを持っていて普通にかわよい。

学園のデートがあるかと思ったらそんなこと無くて残念。
眠子√程ではなけど打ち切り感があったので今後のシナリオに期待です。


鹿ヶ谷憂緒(CV:森谷美園)
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昼の学園に通う特殊事案調査分室に所属する上級生。
非常に頭に切れるキャラで謎を少しずつ紐解いていく姿が頼りになります。

最初は他人と距離を置いていましたが、段々と丸くなっていく姿が可愛かったです。デレた時も可愛過ぎました。

アーデルハイト・リッター・フォン・ヴァインベルガー(CV:白月かなめ)
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祖母の魔術道具を回収しにやってきた異国のお嬢様。
打たれ弱くて涙目になるのがそそられる。
執事のルイとの掛け合いも面白かったのでもっと味わいたかったです。


【以下ネタバレ】
・黄昏時の境界線
ハイタースプライトのトラブル
物をよく紛失する春日真由美がハイタースプライトを起動させてしまい、学園中の鍵を集めてしまうというトラブルです。遺品(ミスト)が暴走すると面倒だということがよく分かりました。

久我がドアを蹴り破っていて馬鹿力っぷりを発揮していて笑いました。
ドアを破る姿を見てカッコイイと感じる眠子は変わった感性だと感じました。

ヤヌスの鍵のトラブル
風呂屋町眠子がヤヌスの鍵を入手して便利使っていたら行方不明になってしまったトラブルです。
眠子はモンスターのいる空間に迷い込んでいました。

久我が過去の事件で炎が苦手というトラウマを持っていたことが判明しました。
眠子が久我が王子様だと思うフラグが立っていて笑いました。

アンリ・シェブロのトラブル
友達の少ない鍔姫がアンリ・シェブロをうっかり起動させて学園のモノが紛失するトラブルです。
鍔姫の作ったスミちゃん人形が喋り出していて中々不思議な感覚でした。
鍔姫は人形作りや猫好きという趣味を周囲に隠していたせいで友達が少なかったようです。

この時点では魔女でなかった鍔姫にどうして春霞が接近してきたのかが不思議ですけどね()鍔姫にみーくんと呼ばれたい人生だった。

村雲静春のトラブル
静春は双子の姉である春霞がやっている夜の学園の維持という役割を代わりの手段で行おうとしていました。
学園長はスケープゴート目的で久我を入学させましたが当てが外れてましたから静春ちゃんとしては困った事態になっていたでしょう。

静春ちゃんシスコンで草…と言いたい所ですが、春霞の体に結構な負担が掛かっていたのでこの行動は妥当かもしれないです。

静春ちゃんの病気を治す代償にスケープゴートになっていたので負い目もありますしね。
久我にシバかれた静春ちゃんは風紀委員を辞めて特査に入ることになりました。

白マント姿の正体は春霞でした。これは遺品が原因と思っていただけに意外でした。

そして主人公の実は久我満琉の代わりに入学してきた兄の久我三厳であることが判明しました。というか偽名だとよく分かったなモー子。

満琉は病気を治す願いを叶えましたが、兄は魔術のある危険な学園へ満琉を通わせたくなくて代わりに入学してきたようです。

火事の後、三厳は体の筋肉が発達してしまう病気に罹りました。体が他のキャラと比べてかなり大きいのもそのせいだと思われます。鍔姫ちゃんと並んだCGを見た時、三厳が二回り大きくてビビりました。

事件の解決や秘密を打ち明けたことで特査の面々は仲が深まって終了です。
leyline2020111903-min


・残影の夜が明ける時
モルフェウスの石のトラブル
昼の学園生が朝になっても目覚めずにいるトラブルです。
吉田そあらがホームシックになり、夢の中で両親と再会したい思いが原因でした。

ハイジの香水の力を借りることで夢の世界でも意思を持って動けるようにして対応しました。
夢の中で様々な人の夢を見ることになりましたが、眠子の王子様を追いかける夢で笑いました。遺品なくても暴走してんな~。

おまるが水に落ちて女の子の姿になったとき、らんま1/2辺りを思い出しました。
leylinezan2020112901-min
この騒動で静春ちゃんはモルフィと契約を結ぶことになりました。

ヴァーグネルケースのトラブル
西寮の生徒諏訪葵がホムンクルスを作り出すトラブルです。ハイジと葵が仲良くなっていてほっこりしました。

ピスキー・カプレットのトラブル
学園長が小さくなるトラブルです。小さくなっても学園長の性格は相変わらずでした。

学園の陰謀
学園長は火事で失った20年前の生徒たちを西寮の生徒を媒介にして復活させようとするものでした。
モンスターがいる空間の魔法陣を使って西寮の生徒を20年前の生徒のままにするという計画を行おうとしていました。

学園長や風紀委員長の百花先輩の正体はホムンクルスで、黒幕の指示によるものでした。百花先輩の使用するヴァインベルガー家の遺品により追い詰められます。

モー子を助け出したり、百花を無力化したり満琉が出てきたりしてピンチを脱出します。
何とか魔法陣を物理的に破壊して陰謀を阻止しました。学園長は行方をくらましていました。十中八九諦めてないのでしょう。

親友のおまるの正体は夜の学園生で、元の肉体はモー子の探していた友人の睦月でした。
おまるが非力で体力が無かったのは元の肉体は睦月だからという理由でした。
おまるの姿が女の子になったのも姿を偽装する魔術が解除されていたからだったんですね。これは読めなかった。

結構衝撃的な事実でした。この事実が判明して残影の夜が明ける時が終了したので気になる引きでした。(気になる引きをした後でモー子√が始まる訳ですが…)
leylinezan2020112906-min

・朝霧に散る花
20年前に学園で起きた出来事
火事の原因はクラール・ラズリットに拾われたアンデルの暗示の力が暴走したことによるものでした。
アンデルは友達を元気づけるためにセディという魂を持つホムンクルスを作ってしまいました。

セディを学園に問題なく通わせるためにアンデルは学園中の生徒に暗示をかけていました。
暗示が解けてしまい再度暗示をかけた時に失敗して生徒たちの魂が燃える火事になったという真実だそうです。

クラール・ラズリットは黒幕ではなく、アンデルに託されたセディ(七番雛)が黒幕で、命令に従って20年前の生徒たちを復活させようとしていました。

クラール・ラズリットが黒幕かと思っていただけに予想外でした。しかも今まで影の薄い雛が黒幕だとは思いませんでした。(夜の生徒だという可能性がそもそも抜けてた…)

主人公の謎
火事の原因は妹の満琉の力が暴走したことによるものでした。三厳が病気を抱えているのも満琉の魂の修復が不完全であることによるものでした。

アンデルの魂は三厳に転生していましたが、力の暴走を予防するために妹の満琉に全ての力を流して魔力/Zeroにしていました。
普通の人間では入れない遺品の宝物庫に入れたのも三厳の魔力が常に零になっていたからでした。

ややこしいな!

三厳に魔女であったら三厳は普通に天秤瑠璃学園に入学して魂を修復出来たと思うので、西寮の生徒が20年前の生徒の体にする儀式も行われなっかった筈です。

三厳が魂を修復できる魔女になったため西寮の生徒が20年前の生徒の体になることは防がれました。
また、三厳が20年前の生徒の魂を修復して、20年前の生徒達を元居た世界に戻れるようにしました。
leylineasa2020122014-min

ラストのCGが黄昏時の境界の時と同じ構図にCGで中々良いです。おまると再会することは予想出来ていましたが、綺麗に収まって良い終わり方でした。
leylineasa2020122015-min


【評価・まとめ】
謎解きがそこまで難解でないのにシナリオは良く考えられていて面白かったです。
謎解き推理モノが好きなら買って欲しい作品です。買うなら纏めて買いましょう。

シナリオ好きな方にも自信を持ってオススメできます。

レイライン以降このメーカーからは新作が出てないけれども今後どうするんですかねぇ…。
他の姉妹ブランドに注力している印象があり、今後ユニゾンシフト:ブロッサムから新作が出る可能性は低そうです。
そうなると、面白い推理モノが出ることがあまり期待できそうも無いですね。悲しいことだけれども。

それではまた。