こんにちは、シキロウです。今回はQruppo抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2(通称ぬきたし2)の感想を書いてイキます。ネタバレしているのでご注意ください。
【作品概要】
前作抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?の続編に当たります。
本作ではヒロインのアフターシナリオに加えてサブヒロインだったSS3人の√、橘麻沙音ミニシナリオが収録されています。

また、110円払うことでスス子アペンドが追加されたり、公式サイトからヒナミのミニシナリオをプレイすることもできたりします。
メーカー:Qruppo
ライター:倉骨治人、神近ゆう
原画:浮丸つぼね(kyokutyo)、Chidia(如月千幸)
【用語】
・真ドスケベ条例
青藍島の観光資源化に係る条例のことです。通称ドスケベ条例と呼ばれています。
過去のドスケベ条例とは異なりセックスする区画が決められている、セックスを断ることができる、同性愛が認められています。
プレイの内容は双方の合意が必要となっているため、一方的な行為は厳禁です。
・SHO
SeirantoHealthOrganization(青藍島保健機構)のこと。青藍島の出入の管理や月に一度の健康診断を行っています。
ドスケベセックスをするためには健康診断や入島審査を受けることが必須です。また、暴動が起きた際の鎮圧部隊も設置されています。
・SS
青藍島にある水乃月学園に設置されたSHOの下部組織のことです。基本的には島のガイドや接待ですが、軍隊レベルの訓練も行います。
返済義務のない特別奨学金を受けることができます。SSのトップは通称ビッグスリーと呼ばれています。
【全体の印象】
下ネタが10クリックに1回のレベルで出てきており他の作品にはないクセになるものがありました。一体どんな生活していたらこんな下ネタが浮かんでくるのだろうか。他の作品にはないギャグが多くて面白かったです。
言葉遊び自体は小説等でもできますが、下ネタを用いた言葉遊びはエロゲならではだと感じます。ネットスラングを始めとするパロディも健在でした。
ポケモンや遊戯王、ガンダム辺りは何とか追えましたが、全てのパロディを発見して説明するのは無理そうです。ネットで調べてみたら仮面ライダーネタやパワポケネタもあるようですが、私には分かりませんでした。
シナリオの方もぶっ飛んだ展開が多めですが、キャラの心情を踏まえており楽しめるものが多かったです。
本作では立ち絵の無かった花丸凛、シューベルト、スス子が立ち絵付きのキャラとして昇格しました。
スス子のビジュアルは良いですし、淳之介に男友達ができるのも良いものです。
システム面は少々使いづらいです。バックログからのジャンプ機能やお気に入りボイス登録機能が欲しかったです。モブのボイスをお気に入り登録したくなったのはこのメーカーの作品くらいでしょう。
美岬アフター→ヒナミアフター→礼→郁子→桐香→奈々瀬→麻沙音→文乃の順で攻略しました。
【キャラ紹介】
主人公
本作の主人公ですが、SenzuriPointPaccomanでは精神的に成長した姿が見られました。
無印と比較して立ち絵が多く、ダサい鮭Tシャツを見ることも多かったです。
筋トレやエロ関連だけでなく、魚鑑賞も趣味なことが発覚します。
・ヒロイン
冷泉院桐香(CV:花澤さくら)
ほんわかしつつも仕事のペースがとても速くて作戦立案も優秀な女の子
床上手でお茶目な部分もあって可愛い
動揺して幼児退行すると方言が出るのがとても可愛かったです
生活面は介護が必要なレベルでダメダメで笑ってしまいました……
糺川礼(CV:水野七海)
戦闘面では頼りになる強さを持ちながら、放っておけない儚さを持ち合わせているのが刺さりました
デレたときはめっちゃ可愛かったです
礼先輩を幸せにしたい以外の感情を失いました
女部田郁子(CV:倉田ありあ)
布の露出度が異常なまでに高いけど頭はかなり常識人のギャップで驚きです
見た目に反して(?)、気遣いが出来て相手に尽くす子なので結構すこれました
動揺していると方言が出るのも良いものだ
片桐奈々瀬(CV:柳ひとみ)
奈々瀬が良妻賢母過ぎてダメ男製造機の感じが出ていて良い
奈々瀬や淳之介の意外な好みが知れる上に本編の補完に当たる要素が多くて満足感が高めでした
後、”ママ”と”お母さん”の違いが学べた
日本語って奥が深い
渡会ヒナミ(CV:飴川紫乃)
可愛い礼先輩の出番が割とあって嬉しい
テンプレだけど青藍島では貴重な海のイベントがあって和みました
少ないながらもポケモンネタがあって笑った
美岬と文乃ちゃんが仲良くて草
畔美岬(CV:こはる凪)
淳之介も美岬も相変わらずぶっ飛んでいて面白かったです
基本的にはギャグが多めだけど不意打ちでしんみりした雰囲気になるので笑う
ある一番ラブラブな√でした……
琴寄文乃(CV:沢野ぽぷら)
相変わらずギャグが多めで最初から最後まで安心して楽しめました
文乃ちゃんの忠犬っぽさすこ
文乃の新規私服も拝めて良い
グランドエンディング感があって良きでした
・その他のキャラ
橘麻沙音(CV:そらまめ。)
平行世界では右目が髪で隠れておらず、クマが出来ていました。
早口になるのは健在です。中の人の負担が半端じゃない。
花丸凛(CV:天知遥)
クラスメイトである花丸蘭の妹です。
かなり性格が悪いB等部の女の子です。無印のときはCGで姿が映っていましたが、このときとは異なるビジュアルになっています。
仙波光姫(CV:伊ヶ崎綾香)
本作で31歳であることが判明しました。見た目も年齢も性癖です。
那賀伊波(CV:藍沢夏癒)
通称スス子
前作では立ち絵がありませんでしたが、2では立ち絵付きのキャラに昇格しました。
「~ッス」が口癖で背が高いことを気にしています。
チュパちゃんというオウム(通称フェラチオウム)をペットにしています。学園にペット連れてきて大丈夫なのかは知りません。
シューベルト(CV:鏑木真)
本名は中村シュウです。
前作では立ち絵がありませんでしたが、2では立ち絵付きのキャラに昇格しました。
口癖は「僕のデータにはない」。趣味は催眠音声を聞くことなので淳之介と趣味が合います。
秋野水引(CV:わらび茶々)

淳之介の同級生でSSの生徒会副会長の新キャラです。
平行世界に行くシナリオでは中心人物となります。
【以下ネタバレ】
【以下ネタバレ】
今回は礼先輩、桐香、郁子の√を取り上げます。
礼√
礼先輩の過去はヒナミ√でも取り上げられていますが、より掘り下げられています。
礼先輩は性人前に母親に青藍島に売られた時点でかなり悲惨ですが、SHO本社での”教育”がかなり悲惨ですね。
四肢を拘束されて媚薬を注入されながらバイブやローターで感じさせられるプレイはキツイです。
発する言葉を間違えればイリーガルスピークとして媚薬を注入され、感じるときのお言葉も誘導させられるとは苦行です。
礼先輩の母親は礼先輩の弟や妹も売ろうとしていましたが現行犯でSSに見つかりライオット弾を撃たれた結果、父親を亡くした以後の記憶を失くしていました。何とも救いのない状況です。
戦闘面では強くて仕事はキッチリこなし、ちょっとおバカな礼先輩ですけど自分の気持ちを押し殺している儚さが彼女の魅力ですね。悲惨な過去を辿った礼先輩だからこそ放っておけないですし幸せにしてあげたい気持ちになりました。
風紀委員長として数々のドスケベ条例違反者を罰してきた過去もあり、最初は淳之介の告白を断りました。

ラストCGではSSの制服では一般的な水乃月学園の制服を着ており、普通の女の子として一歩を歩みだせた気がして良い終わり方でした。

郁子√
郁子の過去はグランド√で少し触れていましたが、この子も割と悲惨ですね。
生まれる予定だった弟が死産したため、今まで女の子として過ごしていたのに男として生きなければいけなくなりました。
朝4時に叩き起こされたり、無茶苦茶な修行が行われたり坊主頭にされたりと子供に対する仕打ちとは思えないです。
病気で祖父と父親が死に、自分も死にかけていましたが、生存した郁子はそのまま青藍島に連れていかれて幸せになったという経緯を持っています。
男として生きることを強いられた時期があった郁子だからこそ、オ〇ニーや青藍島でハメハメすることで自分の性を感じることができたのでしょう。
前作ではドスケベセックスに嵌っている奔放な子という印象が強いですが、本作ではドスケベセックス要素が抜けた結果常識人扱いになっています。
淳之介の趣味に合わせてエロゲやる子だとはプレイするまでに一ミリも思いませんでした。こんなに気遣いできる子だったんだな。

B世界の麻沙音に拒絶されて落ち込んで雨に打たれる淳之介に傘を差しだす優しさが身に沁みました。
カップルになった後は惚気まくっていて爆発して欲しかったです。
くせっ毛を気にしており、人に見られると長崎弁が出まくるのが可愛かったです。方言女子いいですね。
√の後半で凛の射精管理で隕石が青藍島に落下する事態になる展開に笑いました。
射精で隕石落とすのもぶっ飛び過ぎです。
本筋とは少々異なりますが、郁子√でドスケベことわざが誕生したのが美岬ママのせいであることは判明しました。

桐香√

桐香は無印奈々瀬√のオマケシナリオでもダメダメな感じが出ていましたが、思った以上に重症です。階段を登れない、服を着れないだけでなく、歯を磨けない、直ぐに何処かに行く、話が飛躍し過ぎていると日常生活に支障をきたすレベルです。
しかもNTR性癖持ちなので所々ヒロインらしからぬ扱いを受けることもあります。

でも恋人になった後は不器用ながらも自分の気持ちを押し出したりニキビを気にしたりしていて可愛かったです。
無印では標準語で何を考えているのか分からない不思議さがありましたが、2では責められると退行して京都弁が出てくるのが可愛かったです。
無印では標準語で何を考えているのか分からない不思議さがありましたが、2では責められると退行して京都弁が出てくるのが可愛かったです。
普段大人相手に立ち回るキャラなので子供っぽい話し方をするとギャップ萌えを感じます。
青藍島でしか生きられないからこそSSを家族だと思っている節がSenzuriPointPaccomanや個別ルートで見られて桐香の良さが垣間見えました。
【評価・まとめ】
下ネタが多くて楽しめました。普通下ネタはパターンが限られているものですが、Qruppo作品をプレイしていると無限の可能性を感じます。要所要所でぶっ飛んだシナリオと解決策が出てくるので結構笑ってしまいました。
SS3人の好感度が大幅に上昇しましたのでプレイして良かったと感じます。礼先輩は期待通りでしたし、郁子と桐香は予想以上に好感度が上がりました。
本作では無印でも魅力的だったSSヒロインの日常描写が取り上げられており、より親しみが持てるようになりました。立ち絵が追加されたシューベルトとスス子も好きです。凛は……あ、ハイ。
続いて私はヘンタイ・プリズンの方もやっていきます。
それではまた。
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